OB訪問の質問リスト30選 — AI で事前リサーチを爆速化する手順
OB訪問って何聞けばいいの? 26卒の現役大学生が、実際に使った30個の質問リストと、ChatGPT・Perplexity を使った事前リサーチ術を全公開。録音 + 振り返りに使える AI ツールも紹介します。
OB訪問、めっちゃ気合い入れて行ったのに、20分くらいで質問が尽きて沈黙が続いた…ってことありませんか?
私、就活初期に5回くらいやらかしました。OBさん、優しい人ばっかりだから何も言わないんだけど、絶対心の中で「この子、何しに来たんだろう…」って思ってる。
しんどい。
…で、半年くらい OB訪問40件以上やった結論として、事前リサーチ8割 → 当日2割が正解って分かりました。当日アドリブで頑張るんじゃなくて、事前にめちゃくちゃ調べて、当日は「実体験を聞き出す」だけにする。
この記事では、26卒の現役大学生として、私が使ってる AI を使った事前リサーチ術 + 30個の質問リスト を全部公開します。
OB訪問が失敗する3つのパターン
まず、よくある失敗例から。
-
企業の HP で書いてあることを聞く(「御社の強みは?」とか) → OBさんの時間を無駄にしてる。ググればわかることはググる。
-
抽象的すぎる質問をする(「働き方ってどうですか?」とか) → どう答えていいか OBさんが困る。3単語で答えて沈黙。
-
質問が3つしかない → 20分で終わって気まずい。1時間枠なのに。
これ、全部 AI で解決できます。
事前リサーチの流れ — 4ステップ
私の事前リサーチはこの順番。
Step 1: ChatGPT で企業情報を整理
Step 2: Perplexity で最新ニュースを調べる
Step 3: OBさんの経歴を LinkedIn / X で調べる
Step 4: 30個の質問リストから5〜10個に絞る
所要時間は OB訪問1件あたり1時間。最初は時間かかりますが、慣れると30分。
Step 1: ChatGPT で企業情報を整理
最初に投げるプロンプトはこれ。
あなたは就活生の OB訪問支援をするキャリアアドバイザーです。
以下の企業について、就活生が OB訪問前に知っておくべき情報を整理してください。
企業名: 〇〇株式会社
整理してほしい項目:
1. 主力事業 3つと、それぞれの売上比率
2. 直近3年の業績トレンド(良い・悪い・どこに伸びしろ?)
3. 競合企業 3社と、その差別化ポイント
4. 業界全体の課題(規制・テクノロジー・人口動態など)
5. 過去5年で大きく変わったこと
6. 採用で重視されていそうなスキル・人物像
不確実な情報は「不明」と書いてください。憶測はしないでください。
これで、企業の解像度が一気に上がります。ただし、ChatGPT は2024年あたりまでの情報しか持ってないので、最新情報は別途調べる必要があります。
Step 2: Perplexity で最新ニュース
最新情報の補完には Perplexity が便利。
〇〇株式会社の直近6ヶ月のニュース、
特に新規事業・人事・M&A・業績・不祥事 などの観点で
重要なものを5つ要約してください。出典のリンクも添えてください。
Perplexity は Web検索 + AI 要約なので、ChatGPT の知識カットオフ問題を回避できます。出典リンクが必ず付くので、深掘り読みもしやすい。
Step 3: OBさんの経歴を LinkedIn / X で調べる
これ、やってる就活生少ないけど めっちゃ大事。
OBさんの LinkedIn を見て:
- どこの大学
- どこの部署
- 何年目
- 過去のキャリア(転職経験あるか)
- 興味分野(プロフィールから推測)
X(Twitter)アカウントが見つかれば:
- 何に興味あるか
- どんな投稿してるか(技術・経営・趣味)
- フォローしてる人の傾向
これで、**OBさんの「タイプ」**が見えてきます。技術志向・経営志向・人物重視タイプとかで、聞くべき質問が変わるんですよ。
Step 4: 30個の質問リストから5〜10個に絞る
ここがメイン。30個の質問リストから、OBさんと企業に合いそうなものを5〜10個に絞ります。
キャリア・入社理由(5問)
- 入社の決め手は3つ挙げると何でしたか?
- 内定をもらった他社と比べて、どこを評価しましたか?
- 入社前に持っていたイメージと、入社後のギャップは?
- もう一度就活するとしたら、どこを変えますか?
- 過去の自分(就活生時代)に何を伝えたいですか?
仕事の中身(7問)
- 1日のスケジュールを朝から夜まで具体的に教えてください
- 最近やった仕事で「面白かったやつ」を1つ教えてください
- 逆に「しんどかった仕事」を1つ教えてください
- 上司・先輩との関係性はどんな感じですか?
- 1年目・3年目・5年目で求められることは何が違う?
- 同期で「伸びてる人」と「伸びてない人」の違いは?
- 配属のリアル(希望は通るか・最悪のケース)は?
文化・人(6問)
- 会社の人を一言で表すと?
- 採用で見られているポイントは何だと思いますか?
- ぶっちゃけ「向いてない人」はどんなタイプ?
- 部署を超えた人間関係はありますか?
- 飲み会・社内イベントの頻度・温度感は?
- 子育て中の社員はどう働いてますか?(将来のキャリアを考える上で)
業界・将来性(6問)
- 業界全体で5年後にどう変わると思いますか?
- 自社の強みは10年後も維持できると思いますか?
- AI / 自動化で消える業務 / 増える業務は?
- 業界内での自社のポジションは?
- 競合 〇〇社と比較して、自社の弱みは?
- 業界外への転職可能性はどう感じますか?
個人的なリアル(6問)
- 給料は「想定通り」でしたか?
- 残業時間のリアル(月あたり時間)は?
- 副業はできますか?
- リモートワークの実態は?
- 学生時代に「やっといてよかったこと」は?
- 学生時代に「やらなくてよかったこと」は?
質問の選び方 — 3つの軸
30個から5〜10個に絞るとき、3つの軸を意識すると外しません。
- OB訪問の段階: 1次なら入社理由・仕事の中身、3次以降ならリアルな数字や違和感を聞く
- 企業選び段階: 業界研究中なら業界全般、企業比較中なら自社の弱み・競合差別化
- OBさんのタイプ: 経営志向なら戦略の話、技術志向なら技術スタック、人物重視なら文化の話
OB訪問当日のフロー
事前準備ができたら、当日はこういう流れ。
0〜5分: 自己紹介 + 雑談(緊張ほぐし)
5〜10分: OBさんの経歴を1つ深掘り(事前リサーチで仕入れたネタ)
10〜45分: 選んだ質問5〜10個を聞く
45〜55分: 自分の懸念点をぶつける(本音で聞きにくい質問)
55〜60分: お礼 + 次の OB さんを紹介してもらう
最後の「次の OBさんを紹介してもらう」、これ忘れないでください。OB訪問の連鎖って、ここで生まれます。
録音 + 振り返り — AI で爆速化
これは超個人的におすすめなんですが、OB訪問は録音 + 文字起こしで振り返ると、効果が3倍になります。
私の場合、Web会議形式の OB訪問は Meeting Lens で文字起こし。対面の場合は OBさんに「メモ取らせてもらいたいので録音してもいいですか?」って聞いて、許可もらってからスマホで録音 → 後で文字起こし。
なんで録音が効くか。
- OBさんの言葉を一字一句残せる → ESや面接で「OB訪問でこう言われた」と引用できる
- 自分の質問の質を客観視できる → 「あ、この質問、抽象的すぎたな」が分かる
- 複数の OB訪問を比較できる → 「3人とも同じこと言ってる」みたいなパターンが見える
注意: 録音する時は必ず OBさんに事前許可を取ってください。無断録音はマナー違反 + 法的問題にもなりかねません。
OB訪問の依頼メール・テンプレ4選
実際に私が送って成功率の高かった依頼メールテンプレを4パターン置いておきます。
A. 大学のキャリアセンター経由(王道・成功率70%)
件名: OB訪問のお願い(○○大学○○学部 △△ △△)
○○ ○○様
突然のご連絡失礼いたします。
○○大学○○学部○年の△△と申します。
キャリアセンターより、○○様の連絡先を案内いただきご連絡しました。
現在、貴社の□□事業に強い関心があり、就職活動の参考に
お話を伺わせていただきたくお願いいたします。
■ お聞きしたいこと
- ○○様のキャリア選択の決め手
- □□事業の現場でのリアルな働き方
- 就活時に見ていた他社との比較軸
30〜45分のオンライン面談を、〇月〇日〜〇月〇日のいずれかで
ご都合の良いお時間に頂戴できますと幸いです。
ご多忙のところ恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
B. ビズリーチキャンパス / Matcher 経由(マッチングサービス)
サービス内のメッセージ機能で、自分の経歴(1段落)+ 訪問希望理由(2〜3行)を簡潔に。「実務よりも価値観の部分でお話伺いたい」と書くと返信率が上がります。
C. LinkedIn メッセージ(中堅以上の企業向け)
LinkedIn でつながる時、最初のメッセージに以下を含めると承認 + 返信率が上がります:
- 自己紹介(大学・学年・専攻)
- なぜ相手に話を聞きたいか(具体的な投稿への言及があると◎)
- 30分のオンライン面談を希望、候補日を3つ
D. X/Twitter でのアプローチ(スタートアップ・テック企業向け)
DM ではなく、まず相手の投稿に建設的なリプライを3〜4回。その後 DM で「○○の件で参考になりました、就活でお話伺えますか」と送るのが現代的。いきなり DM は嫌われます。
OB訪問でやってはいけないこと 7選
私と同期が「これは失敗した」と振り返ったポイント。
① 名前と肩書きを間違える
事前リサーチで LinkedIn 等を確認したのに、「○○さん→××さん」と間違えると一気に冷たくなる。メールの宛名・冒頭は3回チェック。
② 「御社のいいところ教えてください」
具体性が無さすぎる。OBさんも「ぐぬぬ…」となる。事前リサーチした上で「ここが気になる、実際どうですか?」と聞く。
③ 30分の予定を1時間延長させる
OBさんの時間を奪うと印象が悪い。質問が尽きたら早めに切り上げる勇気も大切。
④ 当日キャンセル / 遅刻
社会人にとっては最大の地雷。前日までに必ずリマインドメールを送る+ 当日は10分前にツールに入る。
⑤ メモを取らない
オンラインなら手元でタイピング、対面なら手書きノート。メモを取らない学生に良い印象は持てない。
⑥ お礼メールを送らない
当日中、できれば3時間以内に。「具体的に何が役立ったか」を1段落書く。3日後に送るのは遅すぎ。
⑦ ESに OBさんの言葉をそのまま引用
「○○さんが『△△』と仰っていた」と書くと、人事部から OBさんに確認の連絡が行きます。OBさんへの迷惑になるので、引用は避ける。
5回の OB訪問で何が変わるか(私の実例)
私(ハル)が外資コンサル内定までに OB訪問した変化を時系列で。
1人目(就活開始2週間目)
- 質問: 「コンサル業界ってどんな感じですか?」
- 結果: 抽象的な業界説明で終わって、自分の業界選びに何も活きなかった
5人目(就活開始2ヶ月目)
- 質問: 「日系 vs 外資、戦略 vs IT で迷ってます。○○さんが選ばなかった選択肢を選ばなかった理由は?」
- 結果: 比較軸がはっきり、自分の優先順位を整理できた
15人目(本選考の直前)
- 質問: 「面接で『なぜうち?』と聞かれた時、模範解答ではなく本音で何と答えてましたか?」
- 結果: 面接対策の解像度が一気に上がった、本選考の通過率が体感3倍
質問の解像度は、訪問数とともに自然に上がります。最初の数回がカッコ悪くても気にしないで、量をこなすと質が変わります。
よくある質問(Q&A)
Q1. OB訪問は何人やればいい?
A. 最低5人、理想10〜15人。1業界あたり3人 × 第一志望 + 第二志望 + 比較群、で15人が落とし所。
Q2. OB訪問で「内定をもらえる可能性」はある?
A. 一部企業ではあります(リクルーター制度)。ただし**「内定狙いで OB訪問」は見抜かれます**。純粋に情報収集の姿勢で行く方が結果的に評価されやすい。
Q3. オンライン OB訪問と対面、どっちがいい?
A. 第1〜3回はオンライン(時間効率)、最終志望群は対面(熱量を伝えるため)。対面の方が記憶に残りやすいので、本選考前に1回は会いに行く価値があります。
Q4. OBさんから紹介された別の人にどうコンタクトする?
A. 紹介してくれた OBさんに「○○さんに連絡を取らせていただきます、ありがとうございます」とお礼を入れた上で、相手にメールを送る。紹介者の名前を冒頭で明記するのが鉄則。
Q5. 興味のある会社の OB がいない場合は?
A. ビズリーチキャンパス / Matcher / LinkedIn / X でつながる。同じ大学の OB に「他社の○○さんを知ってる方を紹介してほしい」と依頼するのも手。
まとめ — 事前準備で OB訪問の成果が決まる
OB訪問のコツをまとめます。
- 事前リサーチ8割、当日2割
- AI を使って企業 + OB さんを深く調べる
- 30個の質問リストから5〜10個に絞る
- 当日は「OBさんの実体験」を聞き出すことに集中
- 録音 + 振り返りで学びを定着
- 必ず次の OBさんを紹介してもらう
OB訪問は 「企業選びのため」+「自分のキャラを覚えてもらうため」 の2目的があります。事前リサーチをしっかりして、OBさんに「お、この子賢いな」と思ってもらえれば、内定の確率も実は地味に上がります。
頑張ってください。応援してます。
執筆者プロフィール
サクラ
26卒の現役大学生。インターン10社・OB訪問40件以上を経験。「忙しいOBさんの時間を1ミリも無駄にしたくない」をモットーに、事前リサーチ術を後輩に共有している。
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